• テキストサイズ

夢幻泡影②【呪術廻戦(死滅回游〜)/伏黒 恵オチ】

第9章 そして始まるアンシオーソ【結界/東京第1結界】


「それより いいのか? 仲間だったんだろ、あの二人」

 誘導灯を振っていたのはこの男だった。それを合図に、あの飛行機女は虎杖に突進したのだ。

「俺はただのパシリだよ。その内 殺されてたから」

 そうか。【死滅回游】は十九日以内に点の変動がないと死んでしまう。この男が協力させられていたのは、万が一 期間内に点を得られなかった場合の保険も兼ねていたようだ。

「そうか……えっと……」

 あれ? 名前 聞いたっけ?

 言い淀む虎杖に、男はフッと小さく笑った。

「甘井だ。甘井 凛」

「甘井、日車はどこにいるんだ?」

 尋ねると、彼は固い声音で口を開く。

「強い奴ほど栄えてたところに集まる。物資が豊富だからね」

 そう言って、甘井は振り返った。


「――日車は“池袋”にいる」


「池袋か!」

 伏黒と詞織もいるかな……。

 どうにか早めに合流できるといいけど……と虎杖は甘井の後を追った。

 ・

 ・

 ・
















 薄闇の中、何十枚……否、何百枚ものレシートに重しを乗せ、這わせたロープにクリップでつけた男はため息を吐いた。

「ちょっと遅くない?」

 いつになったら、あの子は次のカモを連れて来てくれるのかな?










/ 272ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp