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【地獄楽】✼••極楽へ至らぬ者たち••✼【R指定】

第21章 ✼••┈••✼極楽へ至らぬ者たち✼••┈••✼


孤蘭の小さな声を漏らさないように、桂花は孤蘭の口元に耳を近付けた。





孤蘭の唇が動き、最後の願いを桂花に伝える。





桂花に最後の言葉を残して、孤蘭はゆっくりと目を閉じた。





そして天仙の消滅と同じように、孤蘭の体は蓮の花弁として散っていく。




ああ…蓮は本当に貪欲だ。

孤蘭の最後の姿でさえも、自分のモノにしたのだから。





孤蘭の体が全て花弁に変わった時、菊の花と桃と蘭の花弁が同じように消滅した。





「……良かったね。みんな一緒だ。」





まるで孤蘭の最後を見届けたように、四人のタオは完全に消滅した。





暗い部屋の中で桂花はただ一人。

その場で壺を守り続けた。






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