【地獄楽】✼••極楽へ至らぬ者たち••✼【R指定】
第9章 ✼••┈••✼夫を娶る✼••┈••✼
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この時まだ士遠(しおん)はタオの存在を知らない。
朱槿(ヂュジン)には目に見えない攻撃を受けたという印象だった。
だから少しの情報でも欲しかった。
だけどその対価が得体の知れない者とのまぐわいは拒否反応が起きた。
「あなた達を島から出してあげる。…だけどあなたは私に子種をちょうだい。その後十月十日を蓬莱(ほうらい)で私と過ごして…その後は島から出ればいいわ。」
その次を育てる外丹花(ワイタンファ)には自分がなるから。
その後は何処でも好きな場所に行けばいい。
「ふざけるな!!先生はそんなことをしない!!」
「……なんで怒るの?」
孤蘭はヌルガイが振り回す刀を避けながら、不思議そうに聞いた。
悪い話では無いと思っていたが、どうやら目の前の人間は怒っているようだ。
「…それに…。」
「!!!!」
ヌルガイの刃先をかわしていた孤蘭が、急に士遠の目の前に現れた。
孤蘭はそのまま士遠に顔を近づけて、彼の顔を覗き込んだ。