• テキストサイズ

かぐや姫だって幸せになりたい!!【銀魂 坂田銀時】

第1章 かぐや姫は好きな人に自力で会いに行く!!


ふと視線を上げると、窓の外を見つめるの長い後ろ姿があった。
月光を吸い込んだような彼女の髪が、暗闇の中で淡く透けている。


(……馴染んでる。確かに馴染んでるけどよォ)


銀時はグラスを回し、氷の音を響かせた。
彼女が笑えば笑うほど、その瞳の奥に潜む「何か」が、自分を呼んでいる気がしてならない。


「……銀さん? まだ、起きていらしたのですか」


振り返った彼女が、愛おしそうに自分の名を呼ぶ。
その響きに胸を締め付けられながらも、銀時は「あァ、飲みすぎただけだ」と、いつものように適当な嘘で誤魔化した。







「銀さん、大変です!姉上から緊急招集ですよ!」


新八が血相を変えて飛び込んできたのは、昼下がりのことだった。
スナック「すまいる」の女の子たちが、新型の風邪で全滅してしまったという。


「……というわけで、あなたたち。今日はさんも含めて全員、店を手伝ってもらうわよ」


お妙がニコニコと笑い、背景に般若を背負いながら、万事屋に乗り込んできた。



「お妙さん、私にお任せください。着物のお礼もできていませんし、精一杯務めさせていただきます!」

「ダメだ、絶対ダメだ。、お前はスナックっていう場所の恐ろしさを分かってねぇ。あそこは酒の皮を被った戦場なんだぞ!」


拳を握りしめて張り切るを、銀時が全力で制止する。
だが、その背後に立つお妙の拳がメキメキと音を立てた。



「……あら銀さん。さんがやる気になっているのに、水を差すつもり? それとも、私の顔に泥を塗るのかしら?」


「……あ、いや、その。……一人にならないこと! 常に俺か新八か神楽の視界に入ってること! これが条件だ。いいな!?」



銀時は命の危険を感じ、震えながらも許可を出した。



「はい、銀さん! 頑張りますね」




/ 45ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp