第8章 第6話〜小野田翔〜
Side翔
りおん「お寿司美味しー♪」
クルミ「もちもち〜!」
翔「ふふっ♪美味しいね!」
りおん「…それにしても、まさかの回転寿司。もうちょっと高いお店かと思ってた。」
翔「変に緊張させたくなかったんだ。余計なお世話、だったかな?」
りおん「ううん!全然大丈夫!ボクにはまだ…回転寿司で丁度良いから。」
翔「そうかな?」
りおん「そうそう!…とりあえず、次はサイドメニュー食べよっかな?」
そう言って、りおんは慣れた手つきで、タッチパネルを操作する。
今更言うけど、このご時世なのか、ここはタッチパネルで注文して、そこから専用のレーンで運ばれてくるシステム(ちなみに、新幹線に乗って運ばれてくる)。
りおん「きたきた!」
りおんが注文したフライドポテトが届く。
りおん「美味しそー!翔も一緒に食べる?」
翔「ありがとう!それじゃ、いただこうかな。」
りおん「熱々だから、気を付けてね。」
クルミ「もち…はふはふ。」
りおん「ふふっ、美味しい。」
翔(ニコニコ)
りおんの終始、無邪気な笑顔に…心が躍る。
そして、彼女の笑顔を独り占めしてみたくなる。
ううん、違う…独り占めしていたんだ…りおんそのものを。
翔「…りおん。」
りおん「んー?」
翔「…ボクは、世界中の誰よりも、君を愛してる。君のことを、ずっとずっと大切にしてあげたいから…ボクを選んで欲しい。」
大切ななのはりおんの気持ち…だけど、それでも…。
りおん「…ごめん、今もまだ、答えが出せないの。」
翔「…そう、だよね…ごめんね。」
りおん「ううん!こっちこそ、迷ってばかりで本当にごめん。」
翔「大丈夫だよ。こう言うのは、安易に答えを出しては行けないからね。」
りおん「うん。」