第25章 実家訪問編
翌日の午後、二人はヴィクトルの自宅へ帰ってきた。
実家で過ごした時間は楽しく、大成功に終わる。
家族に認められた喜びと達成感から、あなたも彼も、今はとても開放的になっていた。
「んぁ、はぁ、はぁ」
彼の寝室の広いベッドは、リズムよく上下にきしんでいる。
カーテンから漏れる夕日が、あなたを抱えて座る彼の肩を照らし、汗が光って色っぽい。
「んぅ、ヴィクトル…っ」
「⋯⋯ん、⋯⋯もうイク⋯?」
浅い呼吸でそう問われ、あなたは唇を薄く開いたまま、小さく頷いた。
すると彼は腰を引き寄せ、さらに下から突き上げていく。
「あぁっ、んあっ、だめっ」
ぎゅっと彼の首に腕を回し、重なり合う呼吸の中で、あなたは懸命に彼の動きへ合わせていく。
「あ、あ、あ、あ」
彼のものが中をかきまわし、濡れた内壁が擦られていくと、あなたは下半身に力が入らず、だらりと彼に身を委ねる。
揺れる視界の中、ふいに熱を帯びた視線を感じた。
そっと下から見上げるヴィクトルが、恋焦がれるような眼差しで、静かに唇を開く。
「あぁ、名無しちゃん、キスするよ」
決まったことのように教えられて、近づく口元に塞がれる。
彼にしては珍しい、隙間さえ埋めるような深い口づけだ。
これ以上まだとろけることがあるのかと思いながらも、彼の舌に好きにさせていた。
「……もうイク、……いく、ヴィクトル…ッ」
泣きそうな目元で訴えると、彼はあなたを腕の中に抱き留めたまま、勢いをさらに強めた。
あなたの奥が淫らに締めつけた瞬間、彼も限界を迎えたように身体を震わせる。
「…っ……く……っあぁ……名無しちゃん⋯⋯!」
背中ごと離さず、ヴィクトルは激しい鼓動を鎮めるように、ゆっくりと呼吸を繰り返した。
「んん……はぁ……気持ち、いい……」
あなたはとろんとした顔つきで、彼の肩に手を回し、しばらく休んでいた。
彼が達したあとも快感が続くのは、不思議な体験だった。
出来ればずっと、こうして中にいてほしいとさえ思う。