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美オヤジを誘って囲われて救われる話

第18章 試み


すると彼は突然、あなたの頬にキスをした。
その唇は首筋に引き寄せられ、激しく吸い付いてきた。

「あぁっ」
「俺も君が全部ほしいよ⋯!」

性急さが伝わる。彼の手のひらがこぼれそうな胸を揉み、緩急ある手つきに声が抑えられない。

そしてあなたの腰に添えられていた指先は、やがて下へと伸びていった。

「ん、んっ」
「ああ、濡れてるよ名無しちゃん、俺の舐めて興奮した?」

そんなことを言われれば嘘はつけない。
シャワーが流れ落ちるまま、あなたの潤む瞳を見つめ、彼は唇を押しつけてキスを繰り返す。

「はあ、はあ、ヴィクトルっ」
「可愛い、すごく可愛いよ」

抱きしめ合い、キスをされながら彼の熱い肉体に包まれる。
彼の下半身はまた熱を持ち始め、あなたはクラクラと別世界にいきそうだった。

もしかして、もしかして、このまま――。

浮ついた眼差しで見上げると、ヴィクトルは呼吸を浅くしてこんなことを言った。

「俺も君のを舐めたい。だめ?」
「⋯⋯えぇっっ?」

あなたは素で驚いた。そしてしばらく時間が止まり、顔が真っ赤に染まっていく。

「だっ、だっ、恥ずかしいよ! そんなとこ舐めるなんてっ」
「ふふ。そうかな? そんなにイヤ?」
「嫌とかじゃなくて⋯⋯うう⋯⋯見ないでねっ」

小さく主張した時点で、あなたの答えは決まっていた。
嫌なのではなく、恥ずかしくてたまらないのだ。自分がしたことは棚にあげながら。

ヴィクトルが妖艶な目つきをし、凄まじい色気をまといながら、なんと股の間にひざまずく。

「あ、あぁ⋯⋯」

あなたはすぐに直視できなかった。
こんな大人の男の人が、隅々まで鍛えられた体躯の美しい彼が、自分にひれ伏すような体勢になるなんて。
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