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彼女は七海に幸せになってほしい 【呪術廻戦 七海 R18】

第3章 彼女は七海と幸せになりたい


二人が「同僚」の仮面を脱ぎ捨ててから、高専の空気は目に見えて変わった。
何しろ、あの鉄面皮で知られる七海建人が、廊下でとすれ違う瞬間にわずかに目元を緩めたり、任務の報告書を出す際にさりげなく彼女の体調を気遣う素振りを見せたりするのだ。


「いや〜、分かりやすすぎて当てられちゃうねぇ。ね、硝子」

「全くだ。あの七海が、任務上がりに直帰せずの部屋に寄ってから帰るなんて。愛の力ってやつ?」


学長室への廊下で、五条と家入がニヤニヤしながら二人を待ち構えていた。


「五条さん、家入さん。……業務に支障は出していません」

「誰もそんなこと言ってないって。おめでとう、ナナミン。僕の『おまじない』、効きすぎちゃったかな?」



五条の揶揄いに、七海は一瞬だけ苦い顔をしたが、隣で頬を赤らめるの手を、隠すこともせずそっと握りしめた。







それから一ヶ月ほど経った頃。
の身体に、奇妙な異変が起き始めた。


「……うっ」

「さん!? 大丈夫ですか」


任務の待機中、は突然の吐き気に襲われ、その場に蹲った。
顔色は青白く、呪力の流れもどこか不安定だ。
七海はすぐさま彼女を抱き上げ、医務室へと急いだ。


「家入さん、彼女の体調が優れません。呪霊の毒か、あるいは……」

「落ち着け七海、血相変えすぎだ。……ちょっと、、こっちに横になって」


家入は手際よく反転術式を流し、の腹部に手を当てた。
その瞬間、家入の眉がピクリと跳ねる。


「……あー。これ、呪霊のせいじゃないね」

「……どういうことですか?」


七海が鋭い声で問い返す。
家入は呆れたように煙草を取り出そうとして、思い出したように引っ込めた。



「おめでとう。……と言いたいところだけど、安静が必要だ。、アンタお腹に新しい命が宿ってるよ」




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