彼女は七海に幸せになってほしい 【呪術廻戦 七海 R18】
第2章 彼女は七海に幸せになってほしい
が腕を回して彼の首に縋り付く。
七海はその体温に、今度は逃げずに真っ向から向き合うことを決めた。
「……さん。昨夜、私は何度もあなたに愛していると告げました。それは薬などのせいではなく、私の本心です」
七海は彼女の額に優しく口づけを落とし、真っ直ぐに瞳を見つめた。
「もう『同僚』なんて言葉で自分を騙すのはやめます。……勝手なのは承知していますが、私と正式に、お付き合いいただけますか? 二度とあなたを離さないし、二度と、あの日のような後悔はさせません」
「……っ、はい。……はい! 私も、ずっと、七海さんが好きでした……っ」
の目から溢れた涙を、七海は唇で丁寧に掬い取った。
想いが通じ合った安堵と喜びが、再び七海の身体に熱を灯していく。
「……七海さん…また、熱くなって……」
「……あなたのせいです。責任を取ってください」
七海は苦笑しながらも、今度は「慈しむため」に、ゆっくりと彼女の身体を再び組み伏せた。
「ん……っ、ななみ、さん……っ」
「……愛しています。昨日よりも、もっと」
朝陽に包まれながら、二人はもう一度、ゆっくりと愛を確かめ合った。
それは、あの日から止まっていた二人の時間が、ようやく輝かしい未来へと動き出した瞬間だったーー。