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【呪術廻戦】誰も知らない【日常】

第1章 【脹相】新月


高専に車が止まると同時に脹相は車から飛び出ていった。
今の時間なら仕事も終わって自室にいるだろうとそちらに向かう。

〝、聞こえるか?〟

〝繋がり〟での呼びかけは帰りの車の中からずっと続けているが、やはり返事も気配もない。

「はいるか!?」

の自室がある高専寮の女子棟に駆け込む。

「はぁ!?虎杖(兄)!?ここ女子部屋なんですけどぉ?」

釘崎が因縁をつけるが如く絡んできた。

「急ぎだ、許せ。はいるか?」

「ちゃん?いないと思うけど」

釘崎は絡み甲斐がないとわかるとすぐにいつものテンションに戻った。

「いない?どこに行った?」

掴みかからんばかりにじり寄る脹相に釘崎もジリジリと後退る。

「知らないわよ!なんか『星を見る日』って言ってたわよ!?」

「わかった、恩に着る」

そう言うと脹相はすぐに女子棟を後にした。
女子棟滞在時間40秒。

「虎杖の兄貴って本当にマイペースってか、周り見えてないっつーか」

「もう!野薔薇ちゃんはわかってないなー。LOVEだよ、ラヴ♡」

たまたま居合わせた綺羅羅(本日、野薔薇とショッピングしてきてダベってた)は自身の肩を抱き、キャーと身を捩る。

「あれがラブなら私は一生わかんなくていいわー」

げんなりした顔の釘崎に、

「今度、ちゃんと恋バナしよーっと♪」

とルンルンする綺羅羅。

斯くしてが高専女子たち(1名は男子)に囲まれて女子トークに巻き込まれるのはまた別のお話。
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