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【呪術廻戦】誰も知らない【日常】

第4章 【日車】有限の閃き


コンビニに入るとは手前の通路から順番に回って、全部の列を見ながら奥のアイスコーナーに辿り着いた。

「コンビニって必要そうな商品がちょっとずつ置いてありますけど、アイスは物凄くたくさん種類がありますよね」

はショーケースの前を行ったり来たりしながら小さく唸っている。

「日車さんも選んでくださいね。どれにします?」

「俺はもう決まっている」

「え、早いですね」

日車を待たせる訳にはいかないとが急に慌て始めた。
その姿に口元が緩みそうになるが一度口に手を当ててやり過ごす。
「えーと、えーと」とショーケースの中に視線を泳がしていたの目が一瞬止まる。
気になるものを見つけたらしい。

「決まったか?」

「…今、究極の2択に迫られています」

が指差すのは他の物よりちょっといいお値段のカップアイス。
蓋には『期間限定』と書かれている味が二種類ある。
1000年生きていても『期間限定』は気になるらしい。
いや、1000年という永い時間の中で移ろう世を見てきたからこそ、その瞬間にしかないものを大切にしたい、だろうか。
ただ…

(その味は毎年この時期には販売されているぞ?)

と、日車は口にしたくなったが無粋なのでやめた。
2つのアイスの上で彷徨うの指をしばらく眺めたが、なかなか1つに絞れない。
日車はが迷っているアイスを2つ取るとレジへ向かった。

「え?あの、日車さんのは??」

「もともとが迷ったものを買おうと思っていた。2つとも半分ずつ食べればいい」

そう言いながらもスマートにレジで袋を断り、スプーンをもらい店の外に出る。

「で、駐車場のどこで食べるんだ?」

「こっちの隅っこです」

が向かったのは店と駐車場を分ける段差部分。
そこに腰掛けるらしい。
邪魔になってはいけないと出入り口から距離をとった隅の方。
店の前は煌々と眩しいが、そこは少し暗い。
そこに座ると日車は片方のアイスをに渡した。
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