第2章 【脹相】ジャッジマンの戯れ
「お前、今の発言はなんだ?」
脹相は怒りを抑えて静かに言う。
「俺は裁かれたいがなかなか上手くいかないんでな。なら逆転有罪を勝ち取れるかと思っただけだが?」
「どうしてを名前で呼ぶ?」
先程より僅かに力が籠もっている。
「名字があればそちらで呼ぶが、ないなら名前で呼ぶのは当たり前だろう?」
「…は見た目はこんなだが年上だぞ?敬称はつけるべきだ」
「あぁ、それはすまなかった。年上には敬意を表するべきだな」
日車はに向き直ると「、今度からさんと呼ぼうか?それとも様か?」と覗き込むように尋ねる。
「え、それはちょっとやめてください。今のままでいいですから」
少し戸惑い&困り顔で言うに日車はしてやったり顔をする。
「あぁ、わかった。許可は取った、問題ない」
「ぐっ…そもそも話してる距離が近すぎる!」
遂に声を荒らげてしまった。
「知らないのか?人間は他人と話す時このくらいの距離で話すのは一般的だ」
何を言っても淡々と返り討ちに合うので脹相は怒りに震えた。