第3章 触れた逆鱗
ゆっくりと抜かれた指に、熱い息を吐き出す。お尻を優しく撫でられて、擽ったさに身体を震わせた。
「もうええで。ありがとう、気持ち良かったわ」
口を離して起き上がり、宗四郎の上から退いた。全然、気持ち良さそうじゃなかった……。"下手でごめんなさい"というような表情を浮かべて宗四郎を見る。宗四郎は鼻で笑い、優しい顔になる。
「次、またして。今日はもう、乃愛んナカ入りたい」
またしてもいいんだ。下手で嫌にならなかったのかな……初めてした前戯は上手く出来なかった。
私の手を引き腰を持って、自身の上に誘導する。腰を持ったまま自身を持って、ゆっくり私の腰を下げていく。その形を思い出すように、私のナカが脈打った。
「ひっ……ぁ、あんッ!」
「っ……すぐイくようなってもうてるやん」
膣壁を擦って奥に当たる宗四郎を締め付けた。短く息を吐いて吸う。手を伸ばすと宗四郎は、指を絡めて握った。
「……怖い」
「何が怖いん?」
「気持ち良すぎて……んっ!」
息を呑んだ宗四郎が私のナカで、また大きくした。なんで……これ以上はやめて欲しいと見つめる。それでも宗四郎の腰は、私を突き上げ始めた。
脳が揺れて何も考えられなくて、力が入らなくなった腰は倒れた。宗四郎の胸の上でただ喘いで、与えられる快感に身を委ねる。私が上なんだから、私に主導権があるんじゃないの…?
おかしくなりそうな程、何度も突き上げられて、いつの間にか私は仰向けになっていた。達する度に宗四郎は息を呑みながら、抽挿を止める。止めなくていいから、早くイって……もう限界…。
そう思っていると、抽挿を繰り返した宗四郎が一気に自身を引き抜いた。吐き出された白濁が太腿にかかる。
処理なんて出来ない…宗四郎、お願い……私はそのまま微睡みに意識を沈めた。