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海に漂う星屑のように

第5章 EXSTRA①〜Be my Valentine♪


☆☆☆
「ごはんまで奢ってもらっちゃって」

みなとみらい駅改札口前
時間はもう23時を回ろうとしていた。

「大したもん食わせたわけでもねえ」

あの屋上のキスの後、俺は陽菜多を待合に押し込むと、猛烈な勢いで仕事を終わらせた。そして、まだやっているチェーンのうどん屋で一緒に食事をしたのだ。

「でも、うどんもおいしかったよ?」
そう言って陽菜多がまた笑った。なんだか、彼の笑顔を見ると、安心する。

「今度来るときは電話してから来い。そしたら予定を伝えられるから」

今日、署でまたせてやったのは特別だからな?と釘を差した。
また今日みたいな形で突然に尋ねて来られたらたまったもんじゃない。

「え〜いつでも来いって言ったのに〜」
ぶーぶーとわざとらしく頬を膨らませて不満そうにしてみせる。
「会わねえとは言ってないだろが!」
「そうだけど〜」

まさかこいつと、あらぬ想像をしてしまう。

「お前まさかとは思うが・・・そ、その・・・名刺の『裏』を、見せてねえだろうな?」

もし、そんなことされたら、恥ずかしすぎて、明日俺はどんな顔で出勤していいか分からなくなる。

「え?これ?」

そう言って、ポケットから取り出した定期入れから、ひらりと俺の名刺を引っ張り出してみせる。

「むやみに取り出すな!」

あのときはなんとなくテンション上がって書いてしまったが、
出した後のラブレターほど恥ずかしいものはない。
やめろ。
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