第4章 ハネムーン?
「棘――い…イかせて……お願い…最後までしよ…?」
「……えっち」
まさか棘の口からそんな言葉が出てくるとは思わず、動揺して顔が熱くなってしまう。イかせてって言うのもドキドキして仕方なかったのに、耳元でそんな言葉を囁かれたせいで、頭が焼かれそう。
入り口で焦らしていた指はナカに入り、水音を立てて膣壁を撫で始めた。左腕が肩に乗り、頬を撫でている。短いその腕を掴んで口付けた。
「は…ぁ…んっ、あぁ……棘、好き…」
「俺も好き。祝詞…」
いきなりおにぎりの具以外の語彙ばかりを言われて、棘の指をきゅうきゅう締め付けているのが、自分でも嫌でもわかる。こんなの、ずるい…ドキドキしないわけがない。
「こんぶ…ごめんね」
"呪ったら…"。ふるふると首を振って、「いいよ」と答える。棘に呪われたい。たくさんの棘の言葉を聞きたい。全て、私の幸せになるから。
腕に力が入らなくなり、棘の左腕を掴んだ手がずるずると落ちて、袖をぎゅっと掴む。ナカをずっと激しく弄られて、響く水音すら羞恥ではなく、快感に変わっていく。
「と、げっ!あ、んっ……い、イっちゃ……あ、んあぁッ!!」
「ふふ、かわい」
甘い声が上から零れてきて、頭頂部にキスをされる。腰が跳ねて、棘の指を締め付ける。棘の袖にしがみついたまま荒い呼吸を繰り返し、このまま棘に触れられていたいと思った。