第2章 いつものコンビニ*nino*said
ウィーン…
コンビニの自動ドアが開き
俺は眠たそうな彼女に迎えられた。
『ふぁ~…あ、いらっしゃいませ』
その子は茶髪のふわふわなロングを
黒いゴムで一本に結んでいて、
顔は整っている可愛い女の子だった。
なんで、こんな子がコンビニに?
しかも深夜…。
そんなことを考えながら
俺はいつも買うメロンパンを手に取った。
でも今日はそれだけじゃない。
今日の目的は…
『ありがとうございました。』
あれ、わたし緊張してます?笑
喋ったことないし、どういう反応するのかとか
あれ?どうしよ。
「ここって…いつも人いない?」
おっと、自分。
なんでちょっと震えてんだよ。
ちょっと間があって彼女は口を開いた。
その一つ一つに緊張していた。
『はい。酔っぱらいのおじさんか
暇なヤンキーくらいしか来ませんよ。
あ、あと、あなたとか?』
そう言って微笑んだ彼女を見て
俺は思った。
恋をしたかもしれません。