第14章 好きなところ*nino*side
そのとき置いてた携帯が鳴った。
【リーダー】
「あ…忘れてた」
ピッとボタンを押した。
莉子 ちゃんは
何かをやってる。
俺?
ちゃっかりコーヒーを飲んでます。
「あ、リーダーすいません。」
〈うん。すいませんじゃないよね?
でもニノ、ラッキーだよ?〉
「え?何でですか?」
〈だって…ドッキリだったんだから〉
その瞬間コーヒーを吹きそうになった。
ど…ドッキリって!
「スペシャルそれかーっ!」
〈もう。で、ニノは今度だって…
本当は二人だったらしいけど?〉
「すいません。
でも上手く言えました。」
そう言い莉子 ちゃんを
見つめていると、ん?とした
顔で俺を見つめてくる莉子 ちゃん
〈そっか…よかったね。〉
「リーダーにちゃんと
紹介しますからね?
だからイジけないでください。」
〈はいはい。じゃあまた〉
そう言って電話を終えた…けど
「ドッキリって…ははっ…観てーっ!」
『誰だったんですか?』
「え?あ、大野さんですよ?」
そう言うと莉子 ちゃんの
目が急にキラキラになり食いついてきた。
『お、大野さん!!?』
「は、はい」
まさか…この人、
大野…担…?