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コンビニの恋人

第13章 愛しい寝顔


『…っとそーのまえに!
着替えさせてください!』


そう言って毛布を体に巻きつけ
着替えを取りに行った。


「上手く逃げて…あなたって…」


上手く逃げないと、
心臓もたないでしょ!

そういうこと…
しちゃったし!
ドキドキして眠れなかったし…

二宮さん見るだけで
あたしどうにかなっちゃいそうだし!



『やっぱ無理です。』


着替え終わって二宮さんに
そう伝えるとやっぱり拗ねた。



「何でですか?」


『だーかーらー!』


「だから?」


なんで冷静なのかな!
ほんとに…こっちは…こっちは…



『こっちは
ドキドキして顔すらまともに…
まともに見れないんです!!』


そう言うと急に
二宮さんが口を押さえて笑いだした。



『な、なんですか!』

「じゃあ…顔を見ずになら
言えるってことですね?」



二宮さんはそう言って、
自分の膝をぽんぽんと叩いた。


膝まくら…?
いいいいいややいや!
それも緊張…っ



『きゃっ!??』


いつのまにかあたしは
二宮さんに引っ張られ
膝に寝かされていた。



「はい。どーぞ?」
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