第7章 ドキドキする存在
「電池てあります?」
そう言うわ怪しい彼
でも正体はあたしをドキドキさせる
二宮和也なんてあたししか知らない。
『電池ですか?
少々おまちください。』
そう言いながら売り場に行く
あたしとついてくる二宮さん
『二宮さん、知ってました?』
「はい?」
売り場に向かいながら話すあたし
『みんな帰っちゃったんですよ?』
「へぇ~…じゃあ二人だけですか?」
『仕返しです。』
さっき無駄にドキドキさせられたから
仕返しをしてやる。
でも、それは逆効果で…
二宮さんは歩いてるあたしを
クルッと自分側に向けさせて
抱き締めた。
『二宮…さん…』
どうしよう。
またドキドキしてしまう。
体が熱くて…
「莉子 ちゃん?」
『熱い…はぁ…』