• テキストサイズ

コンビニの恋人

第6章 可愛いあの子 *nino*side


「莉子 ちゃん」


『あ、二宮さん、
おつかれさまです。』


ペコっとお辞儀をする
莉子 ちゃん。

つい上がってくる頭を
押さえて上がらなくしてしまった。


『え…上がりませんけど…』


「はは…可愛いなぁ…」


なんて、つい言ってしまった。
なんかペンギンみたいで…

手を下ろして、
莉子 ちゃんの顔を見ると
もっとドキドキしてしまった。


だって、タコみたいに真っ赤!



『…からかわないでくださいよ~』


「からかってませんよ?
可愛いからしてるんです。」


再びタコみたいになる。
あなたどんだけ可愛いんですか!


「手かしてください。」


へ?と言いながらも
手を俺にさしだす。

俺はその手をギュッと
握りしめた。



『え…二宮さん?』


そう言いながらあたりを見回す。
きっとスタッフの目を気にしてるんでしょう。


「大丈夫ですよ。」


そう言いながら、
俺のパーカーのポッケに繋いだ手を入れる。


『何してるんですか!』


「……だめですか?
手…つないだら。」


なんて上目遣いでいってみる。


『はぁ…もう勝手にどうぞ!』


圧勝。
やっぱり愛しい人です。
/ 220ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp