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コンビニの恋人

第6章 可愛いあの子 *nino*side


キョロキョロしながら
テレビ局を歩く莉子 ちゃん

いつもとは違って
髪はおろしてフワフワしてて
服は七分のチノパンに
白のブラウスに紺のジャケット

まるで別人だ。

俺はいつのまにか彼女を追いかけて
いつのまにか腕を掴んでいた。


莉子 ちゃんは驚いたようで
目をパチパチさせてる。

可愛すぎますって…。


『二宮さん!?
どうして、ここに!?』


「いや、立場的にあなたでしょ?
何でここにいるんですか?」


『あ、ですよね。
あたしの友達がADとして
ゴールデン番組やるっていうんで
お祝いに来たんですよ。』


今日でこのスタジオの近くだとすれば
俺らの番組?


『確か…しやがれ?ん?なんだっけ…』


え?嘘でしょ?
この人テレビ見ない人?

そんなことを思っていると
先日の暴露を思い出した。
“昨日知ったんですよ”
“興味なくて…”


「それ、俺らの番組ですよ?」


『…え!?うそ…すいません』


「いいですよ。
それより、道わかります?」


道案内をしようとしたとき
莉子 ちゃん話し出した。
それは俺をかなり焦らせた。



『あたし、その番組見学するんですよ。』



ふふん。と笑う彼女
え…見学ですか?
それって俺らの番組ですよね?
え…それってまずいですよ…。


だって、

集中できないですもん。
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