第6章 可愛いあの子 *nino*side
「にーの!」
とゲームをしてる最中に
俺の前にくる相葉さん。
「なんですか?」
「何かさー?
最近ニヤニヤ度増えてない?」
ニヤニヤ度ってあなたね…。
でも、確かに増えてるのか?
「ま、ニノにはいろいろあるのよ
相葉さん?」
なんて、きっと理由を知ってる
翔ちゃんが相葉くんの肩をポンとする。
「え~!なに、なに!!」
「教えなーい!」
ま、理由は 莉子 ちゃんですけど…。
昨日の手を握った感覚に、
抱き締めた感覚を…全部覚えてる。
暖かいぬくもりも
柔らかい細い体も全て愛しく思えた。
これは重症ですね。
なんてゲームをやりながら考えていると
次の収録の呼び出しがあり閉まった。
「ニノ、理由いつか教えてよ?」
なんて大野さんが眠たそうに
目を擦りながら俺に言う。
可愛いですね、大野さん。
「はいはい。」