第42章 大切な家族 *nino*side
あれから3年がたった…
「ぼくー!」
「わたしのー!」
『もぉ…喧嘩しないの。』
喧嘩する男の子と女の子を
止める莉子 。
髪をボブにして感じが変わって
母親らしくなった。
あのとき大切にしようと決意した子が
女の子の方の葵
それで1年後にできたのが男の子の悠
今日は仕事も休みで
庭で水掛をしてる。
俺は相変わらずゲームをしながら
その様子を見てる。
『もう、お父さん!
助けて!悠くんが!』
あぁ…何回聞いても響きのいい。
「悠~こっちおいで~…
寝んねしよう。お父さん、お母さん
食べたいんです。」
そう言うと悠は不思議そうな顔をしてる。
莉子 は口をパクパク開けて…
「お母さんは食べれないよ?」
「食べれるんですよ?
いろいろな方法で…『和也!』
おっと。
女は出産すると強いわ。
まぁ、前からか…。