第40章 嬉しい知らせ*nino*side
「はぁ…終わった~…」
大野さん、あなた何もしてないのに
そういうこと言わないでくださいよ。
楽屋に戻る途中、心の中で呟く。
「ねぇねぇ!オイラね?
収録中考えてたんだけどね?」
「は?あれガチで黙ってたの?」
潤くんの言葉にへこたれず
大野さんは話を続ける。
「莉子 ちゃん元気ないじゃん?
なんでかなーって…」
「へぇ、智くんも真面目に考えてたんだ」
うん。翔さんに同意
まさかリーダーがそこまで…あ。
「あ、気づいた?
莉子 ちゃんは俺のファンだから」
この人は…
ま、もう俺の奥さんだから仕方ない。
ガチャンっ
そう笑いながら楽屋に戻っていった。