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コンビニの恋人

第37章 娘の大事な人*母*side


莉子 には秘密で莉子 が
使っていた部屋に和也くんを招いた。


「うわっ…女の子の部屋ですね」


「ふふっ…そうでしょ?
えっと…ここらへんに…あった!」


和也くんをソファーに座らせて
テーブル越しにアルバムを見せた。


「この子は…莉子 ですか?」


そう言って白いワンピースを
着てる可愛い女の子に指を指す。


「そう。可愛いでしょ?
もう、お父さんメロメロだったのよ。」


「そうでしょうね、可愛いですもん。」


次々とめくっていくと、
写真がないところが数ヶ所あった。

ここから…止まったのよね。
あの子の人生は…


「晃さんが亡くなられた時ですか?
ここの数ヶ所は…」


そう言った和也くんに驚いてしまった。
もしかしてとは思ったけど…
和也くんにちゃんと言ってるなんてね。

あの子は心を許してるのね。



「あの子ね…この頃
本当におかしくなってね…
毎日泣いてて…自殺未遂だって何度も…」


「…晃さんの誕生日の日も
熱が出てました。」


そう和也くんが呟く。
誕生日は毎年よね…。


「でも、和也くんが
助けてくれたのよね…?
さぁ…次は結婚式の写真から
また始めないとね?」


「はい」


莉子 、幸せになるのよ。
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