• テキストサイズ

コンビニの恋人

第36章 あいさつ*nino*side


「……いいじゃないの」


そう口を開いたのは
意外にもお父さんだった。

お父さんはムクッと起きて
俺の目をしっかり優しく見た。


「俺だって母さんを幸せにできたかって
言うとコイツのお父さんにはとんでもないが
顔を合わせられない。

男なんてそんなもんだ。な?母さん。」


そういうとニコッと微笑むお母さん。



「莉子 だってその覚悟がなければ
和也くんと付き合わないだろ。

ちょっとヘタれな和也くんも見れたしな。

うん。こんな娘ですが…頼みますよ。」



そう微笑むお父さんの目には
涙が浮かんでいた気がする。


「はい。」


「よし、母さん!
酒をもってこーい!」


「はいはい。
わかりましたよ。ふふふっ」


莉子 …幸せになりましょう。

そう思って隣にいる莉子 の
手を握りしめた。
/ 220ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp