第33章 ニノの決心*潤*side
「うん。確かに…な。
嫌い。別れましょう。じゃあ。
なんて結婚は済まされないな。」
「うん。…でも思いだけは
強いんだよ。
莉子 と結婚したいし、
莉子 との子供も欲しい。」
「当たり前だろ。
好きな女なんだから。
ニノだって普通の男じゃん…
権利はあるよ。幸せになる。」
そう言うとニノは何故か
ホッとしたような顔をして、
俺を見ている。
「たぶん、ワタクシね…
その言葉待ってたんですよ…ずっと
権利はあるって。幸せになれって…
潤くんに話してよかった。」
「そりゃ、どうも。
ニノ…嵐がいるから…
どんなにニノがヘコたれても
嵐が後ろにいるからな?」
大丈夫。ニノ…がんばれ。