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コンビニの恋人

第32章 強まる心*nino*side


ガチャンッ


『はぁ…疲れたね~…
でも楽しかったな~…』


見送ってリビングのソファーに
深々と座る莉子


いやいや…そういうことじゃなくて…


「さっきの続き…教えて?
莉子 の選択って?」


『あ…うん。
…あのね?…あたし大学辞めたの』


え…嘘でしょ…
あんなに…頑張ってたのに?
なんで?という問いも聞かず
莉子 は話続けた。


『あたしね?
翔ちゃん見てて思ったの。
あたし…家族が欲しいって…
和也と家族を作りたいって…』


莉子 さん。
不思議ですよ。俺も思ってたんですから…


『でもね、芸能人だし
現実になるのは難しいと思ったの。

だから…あたし待ってる。
あの深夜のコンビニで待ってます。

いつか準備ができたら来てくれない?』



嬉しすぎて…言葉が出ない。
いつのまにか莉子 を強く抱き締めてた。


『大学はね?
元々、投げやりで入ったから…
やることも見つからずにね?

でも今は見つけたから…
きっぱりやめてまいりました!』


そう言って敬礼してくる
笑顔の莉子


ありがとう、莉子
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