第30章 未来?*nino*side
『こちらは相澤翔くん
あたしの友達の子供なの。
ちなみに年長さんです!』
とニコニコ笑顔で莉子 が
隣に座る翔くんを紹介する。
「相澤翔だ。
将来は莉子 の旦那だからな!
お前なんかに負けねぇ!」
『それでね?
翔くんを明日の夜までお預かりします。
詳細は後ほど…』
詳細っていうくらいだし、
親からそんなに預かるってことは
きっといろいろあるんだろけど…
けどね!!
「おい、ちびっこ!
悪いけど!莉子 の横は
おまえの座ってるそこは!
俺の定位置だから!」
そう言って二人の間を割って
無理矢理座る俺。
『ふふっ…翔ちゃん…言う?』
何ですか…?
「大人げねぇ…」
『ははは…』
「ふっ…ちびっこ…
俺は、大人げない上等だっつーのっ!」