第30章 未来?*nino*side
ガチャンッ
「おはようございます」
そう言って楽屋に入ると
みんないつも通り迎えてくれた。
でも、大野さんはそっぽを
向いて何か読んでる。
なるほど…仕返しですか?
でも、あなたにはお世話になりましたから
今日は尽くしてあげますよ。
「痛ぇ!」
そう思って横に座って
腕で大野さんの首を巻くと
痛そうな顔をしてる。
「あぁ!ダメだよ!
今リーダーをそーっとしてあげて?」
そう言って慌てて俺を
止める相葉さん。
「飼い猫に首ひっかかれたんだってよ」
コーヒーを飲みながら、
潤くんが俺の肩をポンと叩いた。
飼い猫ってまじだったんですか?
「もう、心もボロボロ…
あんな可愛い顔で…はぁ…」
あぁ…あなたって何者ですか?
あんな抱きついたことだって
忘れちゃうくらい…忘れっちゃうわ。
「それより莉子 ちゃんは
ちゃんと捕まえた~?」
ってちゃっかり大野さんが
俺に問いかける。
わかりません?
この顔見て。超幸せそうでしょ?
「リーダー!
何言ってんの?こいつの顔みてよ!
幸せ!って書いてあるよ!?」
と相バカ…って今日は優秀です。
「だね。」
そんな噂をしてると
愛しの莉子 からの着信がきた。
「ニノ顔に出すぎ…」
って翔さん、ちゃっかり
見ないでくださいよ。
ピッ
でもね?次の瞬間、事件は起きたんです。