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コンビニの恋人

第26章 すれ違い


最近あたしも卒業が間近で
就職の準備とか、卒論の準備とかで
忙しい毎日。


和也は和也でスペシャルドラマの
宣伝とか、雑誌の取材とか
自分の番組とか新曲のレコーディングで
毎日本当に忙しそう。


だから当然デートだって
できてないし……
でも、贅沢だよね?
国民的アイドルの彼女なんだもん。
こんなの当たり前じゃん。



そう言い聞かせながら
レンジで温めた肉じゃがとごはんを
食べるあたし。



『和也…食べてるかな…』


そんなこと思っちゃう。
でもさ…あたしだって
そんな強くないんだ。


いつの日だったか和也が言った。

“強い心を半分こ”



『…半分こできないじゃん。
相手がいないんだから…』
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