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コンビニの恋人

第20章 大丈夫ですよね?*nino*side


これって期待していいの?

ていうか、だよね?

暮らそうって言って
顔を真っ赤にした莉子 ちゃんの
顔を俺は期待していいんだよね?


「ニノ、聞いてる?」


「え?あ…すいません」


楽屋でボーッとしながら
考えてると潤くんが俺に話しけてきた。

すいません。
全く聞いてませんでしたわ。


「お前はあの子のことばっかりなわけね。」


「まぁ、めでたいことに…はは。
で?話ってなんだったんですか?」


潤くんには何でも分かっちゃうんだよね。
ニヤけるとか分かりやすいことじゃなくても…



「いや…ニノのソロあるじゃん?
ほら…続編てやつ?」


「あぁ…それ君ですか?」


「うん!でねでね!?」


潤くんではなさそうな
超適当そうな相葉さんの声



「あれってね?
死んじゃう曲なの!?
なんかサイトでファンの子が
そうやって解釈してたよ?」


「へぇ…そういうこと
してくれてるんだ。」


ファンの愛が伝わってきた。
俺の気持ちを分かろうとしてくれてるんだ。


「確かにハッピーエンドでは
なさそうだよね?」


とボーッとしながら、
大野さんが俺の肩にアゴをのっけて
そう呟く。



あれね…ちょっと切ないよね。



「皆様の解釈どおりに…
ほら時間ですよ?」


♪~♪~♪~~


収録に向かおうとすると
机に置いてた携帯が鳴った。

「ニノ?」


「え?あ、はい。」


莉子 のメールだったけど、
きっと大学に着いた報告だよね?


ガチャンっ


そう思い俺は楽屋から出ていった。
幸せは続くって…そう思ってたから。
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