第11章 毒ある慈愛の飼育
相澤は熱に浮かされたように繰り返した狂乱を終え、ぐったりと意識を失ったのナカから、自身をゆっくりと引き抜いた。
ーーズルッ、トロッ……。
結合が解けた瞬間堰を切ったように溢れ出したのは、数え切れないほど注ぎ込まれたばかりの、膨大な量の白濁だった。
彼女の細い太ももを伝い、シーツを真っ白に汚していくその光景に、相澤は我に返り、自嘲気味に息を漏らした。
「……っ、ここまでの量を、ナカに注いだのか」
教師としての理性が、惨状を前にしてようやく頭をもたげる。
相澤は震える指を再び彼女のナカへと差し入れた。
これ以上彼女の身体に負担をかけぬよう、内壁にこびりついた熱を掻き出す。
「ん、んんぅ……っ、……あ、……ぁ……♡」
意識を飛ばしているはずのだったが、相澤の指が弱点をなぞるたびに、ナカの粘膜が吸い付くように指を締め上げる。
本能だけで男を求めるその肢体に、相澤の股間は再び暴力的なまでの硬さを取り戻そうとしていた。
(……っ、……ふざけるな、……これ以上は、ダメだ…ッ!!)
鋼の理性を総動員し、沸き立つ情動を強引に押し殺す。
相澤は彼女のナカを丁寧に清めると、身体をタオルで拭き上げ、予備の服を着せた。
そして、壊れ物を扱うように彼女を横抱きにすると、隣の彼女の自室へと運び、ベッドに静かに横たえた。
自室に戻った相澤を待っていたのは、むせ返るような情事の残香と、取り返しのつかないほど汚れたシーツだった。
「……はぁ。……爆豪にあんな事言っておいて、このザマか……」
深い溜息と共に汚れたシーツを剥ぎ取り、消臭剤を撒き散らす。
片付けを終えてもなお、下腹部に居座る熱い疼きだけが収まらない。
相澤はシャワー室へ向かうと、冷水を浴びながら、自らの手で残った昂りを手早く慰めた。
「ん、……っ、……く、そ……っ!!」
一気に吐き出し、ようやく訪れた静寂。
相澤は濡れた髪のままベッドに倒れ込み、数時間後にはやってくる「日常」に備え、泥のような深い休息の中へと意識を沈めていった。