第10章 欲しがる者と与えるモノ
「……なぁ、」
心操は顔を上げると、ミルクで濡れた唇を舌でなぞり真剣な眼差しで彼女を見つめた。
「昼休みのこんな短い時間じゃ、……もう、満足できねぇよ。……もっと、ゆっくり……お前の全部を、味わい尽くしたい」
「……え? でも、……学校じゃ、これ以上は……」
「……分かってる。だから、今度……俺の部屋に来い」
その提案には息を呑んだ。
彼とはクラスメイトだが寮が違う。
抱かれる前提で、男の部屋に行くことに少しの抵抗何あった。
「で、でも………もし、クラスのみんなに、バレたら……」
「バレなきゃいい。……それとも何だ、俺にゆっくり抱かれるのは嫌か?」
「……っ、そんなこと、ない……。心操くんの熱も、……私には、必要なの……っ」
迷いながらも、心操が彼女の熱いナカを執拗に弄ぶ感触に、身体が快楽の返事をしてしまう。
が小さく頷くと、心操は満足げに普段の彼からは想像もつかないほどに甘い笑みを浮かべた。
「……いい返事だ。……楽しみにしてるよ」
「あ、ん、んぅ……っ! 心操くん、また……っ、なかで、おっきくなって……っ♡」
「……お前の『救済』は、まだまだ終わらせねぇからな」
心操はナカに入れたままだった塊を、再び突き上げた。
昼休みの終わりを告げる予鈴まで、あと数分。
彼はその残された時間をすべて使い切るように、再び彼女のナカに自身を刻み込み始めた。
夕闇が迫るグラウンドの隅で心操は荒い息を吐きながらも、その瞳にはかつてないほどの鋭い光を宿していた。
「……はぁ、はぁ……っ!」
繰り出される捕縛布の精度、そして瞬時の判断力。
ここ数日の心操の成長は、指導している相澤の目から見ても、明らかに「異常」なほどの速度だった。
「……そこまでだ。今日は一段とキレがいいな、心操」
相澤が布を収め直しながら歩み寄る。
心操は膝に手をつき肩を上下させていたが、その表情に疲弊の色は薄く、むしろ全身から力が溢れ出しているような独特の昂揚感があった。