第10章 欲しがる者と与えるモノ
「……ありがとう、心操くん。……優しいね」
「……優しくなんてねぇよ。お前を他の野郎に汚されたくないだけだ」
心操は顔を背け、乱暴にタオルをポケットに突っ込んだ。
だが、彼の股間は先ほど二度も吐き出したはずなのに、制服の上からでも分かるほど猛々しく反り立っている。
「……あっ、…ふふ。……心操くん、まだ元気だよ?」
が潤んだ瞳でそれを見つめ、跪くようにして彼の前に腰を落とした。
「……よかったら、最後、お口で抜いてあげようか? 時間……まだ少しあるし」
「っ!? ……お前、何言って……」
心操の喉が大きく鳴る。
彼女の唇が今度は自分を「抜く」ために使われる。
「……っ、そんなの……断れるわけねぇだろ。……頼む」
心操は震える手で彼女の頭に手を置いた。
「……ん、……はむ、……っ♡」
柔らかな口腔が一気に彼の熱を包み込む。
心操は頭をのけ反らせ、激しい快楽に身を震わせた。
彼女の舌が自分の先端を弄ぶ。
「あ、……ぐ、……っ、……お前、……本当に、……毒だ……ッ」
心操は彼女の髪を掴み、その献身的な奉仕に溺れるように目を閉じた。
「……っ、おい、出す……っ、離せ……ッ!!」
心操は理性の瀬戸際で、彼女の頭を押し退けようとした。
自分でも制御できないほどの熱量が、今まさに爆発しようとしている。
せめて外へ、そう思ったが、は両手で彼の腰をがっしりと掴み、むしろ逃がさないように深く、喉の奥まで彼を迎え入れた。
「ん、んんぅーーーッ!!」
「あ、……ぐ、あぁああああッ!!」
心操の身体が弓なりに反り、ドクドクと熱い噴出が彼女の喉を叩く。
彼は頭が真っ白になるような快感に震えながら、彼女がそれを一滴も溢さず喉を鳴らして飲み干していく音を聞いていた。
「……は、あ……っ。……お前、なんで……全部……っ」
心操が荒い息をつきながら彼女を見下ろすと、は口元を拭い何事もなかったかのように微笑んだ。