第10章 欲しがる者と与えるモノ
午後の病室に、ミリオの激しいピストンとの甘い喘ぎ声が響き渡る中、突如としてドアがノックされた。
「……っ、ちゃん、警察の方はようやく片付いたで……」
「……ファット、さん!?」
言葉の途中でファットが固まった。
そこには、汗だくでシーツを掴むと、彼女の細い腰後ろから掴んで結合したままのミリオの姿があった。
「あ……っ、ご、ごめん! ……タイミング、間違えたわ……っ!!」
ミリオは驚いて動きを止めたが、繋がったままのそこは離れようがない。
ファットは顔を真っ赤にして慌てて背を向けた。
だが、プロの嗅覚が、部屋に充満する濃厚なミルクの匂いと、若い二人が放つ生々しい熱気を否応なしに捉えてしまう。
「あかん、……っ。見たらあかんのに……」
謝罪とは裏腹に、ファットのズボンは昨夜の快楽を思い出したかのように、猛烈な勢いで膨らみ始めていた。
その「熱」を、の潤んだ瞳は見逃さなかった。
「……待って、ファットさん。……行かないで」
「っ、ちゃん!?」
「……こっちに来て……っ」
はミリオに繋がれたまま、手を伸ばしてファットの太腿に触れた。
ミリオは驚きに目を見開きながらも、彼女の熱に煽られ、自身の昂りが再び脈打つのを感じていた。
ファットは抗おうとした。
だが、が震える手で彼の熱をズボンから引き出し、吸い付くような口内へと招き入れた瞬間、鋼の理性は呆気なく崩壊した。
「ん、……ちゅ、……じゅぶ……っ、ん、……れろ……っ」
「あぁ……っ!! ちゃん、……君、……っ、ん、んんぅーっ!!」
ファットの股間に彼女は器用に舌を這わせ、手を動かして彼を追い込んでいく。
「……あかん、これ……最高や……っ。ちゃん、……君の口、……すごすぎるわ……っ!!」
「……っ、ああ……!!」
その光景を見ていたミリオの理性が、嫉妬と欲情で焼き切れた。
「……俺も、……もう我慢できないよ……っ!!」
「ひ、ぁっ!? ミリオ、さんっ……そんな、いきなりっ……あ、あああぁっ!!」