第9章 囚われのお姫様
地下アジトの静寂は、時折漏れるの掠れた吐息によって、より深淵なものへと変貌していた。
その日の搾取は苛烈を極めた。
鞭で打たれ、赤紫に変色した背中と腰回りが、シーツに触れるたびに鋭い激痛を走らせる。
彼女は服を着る事さえ出来ず、無防備な裸のまま、冷たいベッドの上で胎児のように丸まっていた。
重厚な扉が開き、治崎廻の靴音が近づく。
「……酷い有様だな。これでは明日の生産効率に関わる」
「っ、……あ……」
恐怖に震えるの視界が、治崎の掌で覆われる。
次の瞬間、彼女の意識は弾け、肉体が粒子レベルへと霧散した。
「――ッ!?!?!?」
悲鳴を上げる暇もなかった。
全身の細胞が一度バラバラになり、瞬時に再構築される未知の感覚。
分解の恐怖と、修復の際にかかる過負荷が脳を焼き、再生が終わった時には、彼女の肌は一点の傷もない真珠のような輝きを取り戻していた。
「……立て。今日は特別だ。私の部屋へ来い」
連れて行かれたのは、徹底的に除菌され、静謐な空気が漂う治崎の私室だった。
治崎は椅子に深く腰掛け、怯えるを足元に跪かせる。
「……清めろ。貴様の不浄な口で、私の渇きを」
命じられるまま、は震える手で彼の剛直を解放した。
手袋をはめた治崎の指が彼女の髪を掴み、強引に前後に揺らす。
「ん、むぅ……っ、ん、んぅ……ッ!」
熱い塊が喉の奥を突き、生理的な涙が溢れる。
湿った音を立てて奉仕させると、治崎は満足げに鼻を鳴らし、彼女を広いベッドへと放り投げた。
「次は貴様の番だ。……跨れ。自分から私を迎え入れ、腰を振ってみせろ」
「……っ、そんな……できない、……っ」
「断れば、先ほどの『分解』を今度は一箇所ずつ、時間をかけて行うことになるが……いいのか?」
治崎の冷徹な脅しに、の身体が強張った。
は震える膝を立て、治崎の上に跨ると、自らの手で彼を導き、ゆっくりと自身のナカへと沈めていった。
「――っ、は、ぁぁああ……っ、んっ……!!」
内壁をミシミシと押し広げる異物の感覚。
ナカはまだ先程までの調教の余韻で過敏になっており、結合部からどろりと溢れた蜜が、彼と密着するたびにグチャリと卑猥な音を奏でる。