第7章 祭りの神の真剣(マジ) ― 宇髄と繋ぐ、派手な命【番外編】
《おまけ》
炭治郎の息子、実弥の娘、無一郎の息子、伊黒の娘、義勇の息子、悲鳴嶼の息子、そして――宇髄の娘。
ついに、私が愛した炭治郎+柱たち全員との命の繋がりが、この広い屋敷に揃った。
「おい、宇髄! てめェの娘、俺の娘の着物に派手な粉(かん尺玉の粉)かけやがったなァ!」
「はっは! それは『派手な祝福』って言うんだよ、実弥!」
「……うるさい。小夜(伊黒の娘)が眩しがってる。音を立てないで」
「南無……皆、健やかで実に良い。さあ、今夜は全員で宴だ!」
夕暮れ時、あなたは縁側に座り、目の前で繰り広げられる、世界で一番贅沢で賑やかな「家族」の風景を見つめている。
隣には炭治郎くんがそっとお茶を置き、反対側からは義勇さんが静かに私の肩を抱き寄せた。
かつて一人で悩み、涙を流した神社のベンチ。
あの時の自分に、今のこの光景を見せてあげたい。
自分が全てを愛し、全てを受け入れたからこそ、この世界には今、こんなにもド派手で、穏やかで、情熱的な「永遠の愛」が満ち溢れているのだと。
【完】