第4章 童貞を殺すニットの誘惑♡ 【ヒロアカ 轟焦凍】
「——で、どうだったのよ!『ニットの日』作戦!」
いつものカフェ。
身を乗り出す友人たちの目は、期待にギラギラと輝いていた。
お互いが自慢げに「うちは腰が抜けるまで可愛がられたわ」なんて赤裸々な報告を終えると、全員の視線がに集中する。
「……それが、その」
「あ、顔赤くなった! さては、相当ヤバかったんでしょ?」
は、タートルネックで隠した首筋の、まだ微かに残る痕を思い出しながら、消え入りそうな声で白状した。
「……めちゃくちゃに、抱かれたっていうか。……その、『孕ませる』って言われて……。一晩中、出されっぱなしで……」
一瞬の静寂の後、女子会会場は悲鳴のような黄色い歓声に包まれた。
「キャーッ! なにそれ、独占欲爆発じゃない!」
「あのクールな彼が!? 相当ニットが効いたんだね……!」
「……もう、二度とあんなの着ないって誓ったよ。死ぬかと思ったもん」
苦笑いしながらはそう宣言したが、現実はそう甘くはなかった。
「……焦凍、これ、捨てたはずじゃ……」
「買い直した。……似合ってたからな」
あの日以来、轟は事あるごとに新しい「セクシーなニット」を買い込んでくるようになった。
寝室で、あるいは時にはリビングで。
無理やり着せられ、背中を晒されながら、彼は再び獣のような瞳でを組み敷く。
「ひ、あ……っ! 焦凍、また……なか、あついの、くる……っ!」
「……逃がさねぇ。俺の子供、できるまで……何度でも注いでやる」
「ん、んんぅーっ!!」
あの日、玄関で刻まれた呪いのような言葉は、日を追うごとに甘い現実味を帯びていった。