第12章 ※イタリアの空は、君を諦めない【REBORN ディーノ】
その声でハッと我に返ったディーノは、狼狽えて起き上がろうとした。
だが、密着した状態で体を動かしたのがまた災いした。
「あっ、……あんッ♡」
「あっ、すまない……っ!」
起き上がる拍子に、ズボンの上からでも分かるほど硬く勃ち上がったディーノの剛直が、下着を着けていないの秘部へと、ネグリジェの薄い布一枚を隔ててダイレクトに突き当たった。
男の圧倒的な硬さと熱量。
それがピンポイントで自身を抉る感覚に、は背中を大きく反らせ、快楽に濡れた声を夜の寝室に響かせてしまった。
密着したまま、また二人の動きが止まる。
腰の間に割り込んだディーノの熱い質量が、脈打つたびにのナカを激しく疼かせ、再び蜜が溢れ出すのを感じていた。
「……っ、ぁ……」
押し当てられたディーノの剛直から伝わる、猛烈な熱と硬さ。
その圧倒的な存在感に、は思考が焼き切れるような感覚に陥った。
見上げたディーノの顔は、至近距離で驚愕に染まっている。
今のには、彼のその動揺さえも甘い誘惑にしか感じられなかった。
先日までの苦痛に満ちた蹂躙とは違う、心の底から求めてやまない、温かくて優しさしい男の熱。
ディーノも触れ合うそこに意識を取られながらも、激しい葛藤に身を焼かれていた。
今すぐ彼女を押し倒し、その柔らかな肢体を思う存分貪り尽くしたいという獣のような本能。
一方で、つい先日まで見ず知らずの男たちに肉体を弄ばれ、心に深い傷を負った彼女を何よりも大切に、清らかなまま守り抜きたいという騎士道精神。
(だめだ……。俺まで連中と同じように、欲望に任せて彼女を抱くわけには……!)
しかし、目の前のは、そんな彼の理性を無慈悲に打ち砕くように切ない表情で彼を見つめていた。
目尻を赤く染め、潤んだ瞳で何かをねだるような物欲しげな顔。
「……ディーノ、さん……っ」
震える手が、ディーノのズボンの上から勃起したそこへと、おずおずと這わされる。
「っ……!?」
「……ディーノさんが、欲しいです……。お願い……私を、抱いて……っ」
下着も着けず、ネグリジェ一枚で自身の熱に縋り付いてくる少女を前に、ついにディーノの自制心は音を立てて崩壊した。