第11章 純白の境界線 【ヒロアカ 爆豪vs轟vs相澤】
「おい……一つ屋根の下ってことはよぉ……毎晩、あんなことやこんなこと……夜の『特別講習』も合理的にこなしてんのかよぉ! のあんな声やこんな声を、先生は独り占めして……っ!」
「……峰田」
それまで静かにシャンパンを口にしていた相澤の温度が、一気に氷点下まで下がった。
相澤は無言で峰田を凝視する。
その瞳には、かつての担任教師としての厳しさと、それ以上に「自分の妻」を侮辱された男としての、容赦のない殺気が宿っていた。
「それ以上言うなら、披露宴の最中だろうが縛り上げて天井から吊るすぞ。……一生、外の光を拝めなくしてやってもいいが」
「ひ、ひぃぃぃッ! 独占欲の塊だぁぁッ! 先生、怖すぎるだろぉぉッ!!」
峰田は情けない悲鳴を上げ、涙を流しながら脱兎のごとくその場を立ち去った。
その様子を見ていた女子たちは、相澤のあまりの「正論」と「迫力」に、恐怖するどころかさらにヒートアップする。
「やだ、先生……めちゃくちゃ独占欲強いじゃない!」
「のこと、一歩も外に出したくないって顔してる! 意外と情熱的……!」
「……もう、消太くん。みんなの前でそんなこと言わないでよ」
顔を真っ赤にして相澤の腕をツンと突く。
相澤はそんな彼女の腰を、見せつけるようにグイと引き寄せた。
「事実だ。……お前のことは、誰にも見せたくない」
ボソリと耳元で囁かれた独占欲の塊のような言葉。
はさらに顔を赤くし、彼の胸に顔を埋めた。
その二人の甘い空気感は、かつての「先生と生徒」ではなく、完全に深く愛し合う「夫と妻」のものだった。