第11章 純白の境界線 【ヒロアカ 爆豪vs轟vs相澤】
窓の外が白み始めた頃、ようやく二人の男は満足したように動きを止めた。
部屋を支配していたのは、濃密な精液の匂いと、三人の荒い吐息だけだ。
爆豪と轟は、白濁にまみれたを中央に挟み込むようにして、狭いベッドの上で絡み合い、泥のような眠りへと落ちていった。
どれほどの時間が過ぎただろうか。
「……っ、……ん……」
は自身の体を拘束するように回された、重く逞しい二人の腕から、音を立てないよう慎重に抜け出した。
爆豪の整った寝顔も、轟の静かな寝息も、今はただ恐ろしかった。
満足しきった彼らは、深い眠りの底に沈んだまま彼女が離れたことにも気づかない。
はふらつく足取りで立ち上がり、壁の鏡に自分の姿を映した。
「……ひどい……」
鏡の中には、全身を乾きかけの白濁で汚され、二人の所有物であるかのようにマーキングされた無残な姿があった。
鎖骨のキスマークはさらに赤く腫れ、太ももには執拗に注がれた精液が筋となってこびりついている。
は自身の震える肩を抱きしめると、散乱した服をかき集めて身につけて肌を隠した。
(早く……洗わなきゃ……全部……)
誰にも鉢合わせないよう、祈るような心地で廊下を進む。
早朝の大浴場に人の気配はなかった。
はシャワーを全開にすると、泣き出しそうなのを堪えて、自身の体を激しく擦った。
「っ、……う……」
指をナカへ挿し入れ、奥底に溜まった二人の熱を必死にかき出す。
掻き出しても、掻き出しても、どろりとした白濁が指を伝って溢れ排水溝へと吸い込まれていった。
あの暴力的な快楽の余韻がまだナカに居座っているようで、は何度も何度も、内壁を洗った。
ようやく肌から他人の匂いが消えた頃、は着替えを済ませ、脱衣所の鏡をもう一度見た。
肌に残った赤みは隠せない。
だが、心はもう決まっていた。
(消太くん……会いたい……っ)
自室に戻り、精液で汚れた無惨な服をゴミ袋に押し込むと、震える指で端末を手に取った。
早朝、相澤に「今から行ってもいいですか」とだけメッセージを送る。
数秒後、ただ一言「来い」とだけ返信があった。