第11章 純白の境界線 【ヒロアカ 爆豪vs轟vs相澤】
一方、轟もまた自室のドアに背を預けたまま、立ち尽くしていた。
静寂な部屋の中、自分の鼓動だけが異常なほど大きく響く。
掌に残る、あの柔らかすぎる「塊」の余韻。
「……っ、……ふ、……」
轟は震える手で自身の中心を露わにすると、それを一気に握りしめた。
冷静沈黙を常とする彼が、今や獣のような眼差しで空を睨んでいる。
脳裏を支配するのは、鷲掴みにしたの胸の感触だ。
指の間から溢れるほどに豊かで、吸い付くように柔らかな肉。
自分が力を込めるたびに、甘く喘いで揺れた彼女の身体。
「、……あぁ、……っ……」
揉みしだいた時の感触をなぞるように、己の熱を丹念に擦り上げる。
今まで知らなかった自身の加虐心と、それを上回るほどの独占欲が快感となって全身を駆け巡る。
自分を見上げた彼女の潤んだ瞳が、今はただ欲しくてたまらなかった。
「……っ、……んっ!!」
達する瞬間、轟は強く目を閉じた。
脳内に弾けるのは真っ白な光と、の震える吐息。
熱い放出と共に、彼は力の抜けた掌で顔を覆い、その深い愛執に溺れるように吐息を漏らした。
時間が経過するまで、まだ夜は始まったばかりだった。
一度の放出では熱は到底静まり返らなかった。
爆豪は何度も、己のなかの獣を殺すように荒々しく自慰を繰り返し、轟もまた、掌に残る柔らかな残滓を振り払うように、静かに、だが熱く幾度も果てた。