第10章 ※地獄の底で 君の名前を呼んだ【ヒロアカ 轟焦凍】
薄暗く、埃の匂いが充満する廃倉庫。
強引に車から引きずり降ろされたを待っていたのは、冷笑を浮かべる女子生徒たちと、彼女たちが普段からつるんでいるというガラの悪い男たちだった。
「ひ……っ、あ……」
囲まれる圧迫感。
逃げ場のない恐怖に、は震えることしかできない。
「今日から一週間、彼は職場体験でここにはこない……。本当に、絶好のタイミングだと思いません?」
女子生徒が、勝ち誇ったように笑いながら歩み寄る。
彼女はこの日のために、轟の動向を調べ上げ、彼という盾がない隙を狙って、お抱えの不良たちを集めていたのだ。
「そんなに震えなくてよくてよ。……あら、これは?」
女子生徒が乱暴にの制服のリボンを解き、シャツのボタンを数個、引きちぎるように外した。
露わになった鎖骨の下。
そこには、数日前に轟が執着と共に刻みつけた、赤紫色の生々しい痕が残っていた。
「……あはっ! 傑作だわ! 清純そうな面をして、もう既にあの方に抱かれていたのね」
女子生徒の嘲笑が、冷たく響く。
「経験があるなら、これくらい容易いわよね。……さあ、皆さん。この女を好きに回してちょうだい。しっかり『教育』して可愛がってあげなさいな」
その言葉を合図に、周囲の男たちの瞳に下卑た欲望が宿った。
「いやっ……やめて……っ! 放して! 焦凍くん……っ、助けて!」
泣き叫ぶの声は、高く広い倉庫の天井に虚しく響くだけだった。
数人がかりで両手足を押さえつけられ、抵抗すればするほど真っ白で清楚な制服が無惨に乱されていく。
「ははっ、いい声で鳴くじゃねえか」
高みの見物を決め込む女子生徒たちの冷笑を浴びながら、男たちの汚れた手が、彼女の肌を容赦なく暴いていく。
逃げ場を失った彼女の上に、一人の男がどっしりと跨がった。
「いいじゃねえか、そんなに震えんなよ」
乱暴な手つきで残りのボタンが引きちぎられ、布地が左右に裂かれる。
露わになったのは、彼女の清楚な雰囲気にぴったりの淡い色をした可愛らしい下着だった。