第10章 ※地獄の底で 君の名前を呼んだ【ヒロアカ 轟焦凍】
「お前がそんな風に勘違いするくらい、俺との行為で気持ちよくなってくれたんだと思うと、嬉しい」
「……っ、!もう。焦凍くん、意地悪」
「意地悪じゃねぇ。本音だ」
不器用だけれどあまりに一途な愛の告白。
は彼の胸の中で、ようやく心からの安堵に包まれた。
「……次は、ちゃんと最後までできるように、頑張るね」
「焦るな。時間はいくらでもある。……十年の遅れを、これから一生かけて取り戻すんだからな」
窓の外では夜が深まり、静まり返った部屋。
二人の体温が混ざり合い、ゆっくりと穏やかに溶けていった。
放課後校門で待ち合わせ、肩を並べて彼女の家へと向かう。
それが二人の、新しくも愛おしい日常になった。
狭いワンルームで、申し訳程度の勉強会を終えると、どちらからともなく体温を求め合う。
轟は、まだ解けきらないのナカを、壊れ物を扱うような指使いと、熱い舌先で丹念に解きほぐしていった。
「っ、……ぁ、……っ、んんっ」
「……まだ、きついな。無理はしねぇ。……少しだけ、入れさせてくれ」
先端だけを飲み込ませ、彼女が痛みに顔を歪めれば、轟はすぐにそれ以上を望むのをやめた。
その代わり、彼女の柔らかな太腿に挟み込まれたり、彼女の小さな口で奉仕を受けたりして、溜まった熱を吐き出した。
「……ん。……じゅ、る……っ、んちゅ……」
ーービュ、ビュルルッ……!
「はぁ、……っ。……いつも、わりぃ。……すげぇ、気持ちよかった」
「ううん。……私も、焦凍くんに喜んでもらえて、嬉しい」
事後、火照った身体を寄せ合い静かな抱擁を交わす。
それが、轟にとって何よりの癒やしだった。