第9章 魅惑的な太腿をもつ君と♡ 【ハイキュー!! 黒尾鉄朗】
は少しだけ瞳を潤ませると、弾かれたように満面の笑みを浮かべた。
「……うん! 私も、黒尾くんのこと、ずっと前から特別だったよ。……だから、すっごく嬉しい」
「……そっか。……はは、よかったー。まじで断られたらどうしようかと思ったわ」
安堵した黒尾がいつもの調子で笑うと、は少しだけ悪戯っぽく彼の手を握った。
「断るわけないよ。……あんなに激しくしちゃったのに、今更だよ?」
「っ……、おま、外でその話はやめろって。……また理性が保てなくなるだろ」
黒尾は顔を真っ赤にして顔を背けたが、握られた手だけは離さず、さらに強く握り返した。
「……ま、とりあえず正式に『俺の彼女』ってことで。……もう誰にも譲らねーから」
「……ふふ、独占欲強すぎ。……でも、嬉しいよ。私の彼氏さん」
二人は寄り添うようにして、夜の道を歩き出す。
繋いだ手から伝わる熱は、今朝の夢よりもずっと温かく、これからの二人の日々を約束するように優しく灯っていた。