第9章 魅惑的な太腿をもつ君と♡ 【ハイキュー!! 黒尾鉄朗】
黒尾は荒い鼻息を吐きながら、足早にトイレの個室へ駆け込んだ。
鍵を閉めるなり、荒々しくスラックスのベルトを解く。
パンパンに張り詰めた熱を外へと解放すると、空気に触れた先端からは、すでに我慢できないほどの先走りが溢れ出し、黒尾の指をヌルリと濡らした。
「はぁ……はぁ……っ! ……っ、クソ、あんな顔で、見んじゃねーよ……っ♡」
迷わず、熱を帯びた塊を根本からがっしりと掴み上げる。
脳裏をよぎるのは、さっきのの無防備な顔。
頬に触れた手のひらのひんやりとした感触。
それを合図に、黒尾は我慢していた欲望を剥き出しにして拳を上下に動かし始めた。
ーーズリュッ、グチュッ、クチュッーー
「あ……っ、はぁ…………っ」
個室の狭い空間に、彼自身の熱い吐息と、夢の残滓を吐き出すための淫らな音が響く。
夢の中のを思い出しながら、黒尾は自らの指でその感触をなぞるように扱き上げる。
激しく拳を振るたびに、個室には淫らな水音が反響し、黒尾の理性をさらに削り取っていった。
限界はすぐにやってきた。
夢の中での最奥へと放ったあの瞬間の熱さが、再び下腹部に集まってくる。
「っ、あ……っ! もう、ダメ、だ……出すぞ、……っ!!」
ーードクンッ、ドクッ! ビュルルッ!!♡ーー
黒尾は個室の壁に頭を打ち付けるようにして、激しくのけぞった。
行き場を失った白濁が、勢いよく指の間から溢れ出し、個室の床や壁を汚していく。
何度も、何度も、ドクドクと脈打つたびに吐き出される熱。
「はぁ……はぁ……はぁ……っ、く、そ……」
出し切った後も、黒尾の体は小さく痙攣を続けていた。
鼻を突く自身の精液の匂い。
それさえも、先ほどまで目の前にいたの残り香のように感じて、黒尾は顔を覆ったまま、しばらくその場から動けずにいた。