第9章 魅惑的な太腿をもつ君と♡ 【ハイキュー!! 黒尾鉄朗】
カーテンの隙間から差し込む朝日が、黒尾の閉じた瞼を刺した。
重い体を引きずるようにして覚醒の淵を彷徨う。
けれど、下半身を支配する異常な熱気と、肌にまとわりつくような生々しい感覚が、彼を強引に現実へと引き戻した。
「……っ、クソ……まじかよ……」
黒尾は仰向けのまま、片手で顔を覆って低く唸った。
脳裏には、先ほどまで見ていた光景が鮮明に焼き付いている。
放課後の教室。
机に突っ伏させ、背後から荒々しく貫いたの感触。
突き上げるたびに揺れる背中や胸、涙で濡れた瞳、そして――自分の名を呼びながら、快楽に蕩けた顔で中出しを受け入れていた、あの表情。
「あんな声……夢で出させんじゃねーよ……っ」
思い出そうとしなくても、の甘い喘ぎ声と、肉体がぶつかり合うパンッ、パンッという生々しい音が耳の奥でリフレインする。
布団の中で、自身の中心が痛いほどに猛り、先走りですっかり下着を汚していることに気づいて、黒尾は深く溜息をついた。
「……これ、もうの顔まともに見れねーだろ……」
夢の中のは、いつも以上に淫らで、自分の欲望をすべて受け止めてくれていた。
腰を掴んだときの指先の感触や、内壁がキュウキュウと締め付けてきた熱い締め付けが、いまだに現実の感覚として手に残っている。
黒尾はのろのろと起き上がると、シーツに広がる痕跡を見て、苦笑い混じりに髪を掻き乱した。
「……はぁ。朝っぱらから、何させてくれちゃってんの。……責任、取ってもらわねーとな」
シャワーを浴びるために立ち上がった彼の瞳には、夢の余韻と、それを現実に変えてしまいたいという、昏く熱い独占欲が滲んでいた。