第8章 可愛い猫の誘惑♡ 【僕のヒーローアカデミア 相澤消太】
何時間もを抱き潰した相澤はようやくその荒い呼吸を落ち着かせ、満足感とともに動きを止めた。
ベッドの上は惨泓を極めていた。
シーツは乱れ、二人の汗と、そして相澤が彼女の中に執拗に注ぎ込み続けた「熱」の残滓が、彼女の腿を伝ってシーツを汚している。
「……あ、ぅ……っ」
は声も出ないほどに鳴かされ、意識を飛ばしかけては相澤の激しい愛撫で引き戻されるという、甘美な地獄を幾度も繰り返していた。
彼女の猫耳は力なく横たわり、指先ひとつ動かす気力も残っていない。
相澤は彼女の中から自身の熱を引き抜くと、そこから溢れ出した白濁の量を見て、わずかに眉を寄せた。
「……やりすぎたか。これほどまでとはな」
自嘲気味に呟き、彼は額に張り付いた髪を乱暴にかき上げる。
教師としての理性を完全に捨て、生徒である彼女を、しかも個性の影響で発情し、敏感になっている彼女を抱き潰した。
その事実に一瞬だけ後悔に似た念が脳裏をよぎる。
だが、腕の中で小さく震えながらそれでもなお愛おしそうに自分の腕に頬を寄せてくる「猫」の姿を見た瞬間、その理性は再びあっけなく霧散した。
「……消太、さん……。……だい、すき……」
掠れた、消え入りそうな声。
相澤はため息をつき、今度は壊れ物を扱うような手つきで彼女を抱き寄せ、その額に優しく口づけた。
「……あんなに酷い目に遭わされて、まだそんなことが言えるのか。お前は、本当に……救いようのない馬鹿だな」
「……っふふ。せんせ、が……いじわる、だから……」
「『先生』と呼ぶなと言っただろ。……今はもう、ただの男だ」
相澤は、開き直ることにした。
在学中は手を出さないという誓いは、今日、この瞬間を以て完全に灰となった。
ならば、あとはこの愛らしい「飼い猫」を、今だけは自分の腕の中で誰にも触れさせぬよう溺愛するだけだ。
「……寝ろ、。今日はもう一歩も外に出さん……一日中、俺の腕の中で大人しくしていろ」
相澤は、彼女の柔らかな猫耳の後ろを優しくなぞりながら、独占欲を隠そうともせずに囁いた。
その腕の中では最高の幸せを噛みしめながら、深い眠りへと落ちていったーー。