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夜の秘め事【裏夢の短編集】【R18】

第8章 可愛い猫の誘惑♡ 【僕のヒーローアカデミア 相澤消太】


2月の風が少しだけ柔らかさを帯び始めた放課後。
駅前の賑やかなカフェの片隅で、は友人たちを前に真剣な面持ちで語っていた。



「ねえ、明日……2月22日、どうしよう」

「どうしようって、例の『彼氏さん』とのお家デートでしょ? ……内緒の彼氏さん、大の猫好きだって言ってたもんね」


友人の一人がニヤニヤしながら手元のパンケーキをつつく。は頬を染めながら小さく頷いた。


「そうなの。せっかくの猫の日だし、丁度休日だし……何か驚かせたくて……。カチューシャでも買って猫耳コスプレ、しようかなって」


すると、向かい側に座っていた「猫化」の個性を持つ友人が、悪戯っぽく目を輝かせた。


「そんなの、カチューシャじゃ味気ないでしょ! 私の個性、貸してあげようか?」

「えっ、個性って……」

「耳と尻尾、生やしてあげる!ちょうど明日は休日だし、24時間くらいなら維持できるよ。本物のふわふわ、彼氏さんに触らせてあげなよ」

「……いいね!それ!……、前にキス以上はしてくれないってぼやいてたし、それで迫ってみれば??」

「彼氏、大の猫好きなんでしょ? 至近距離で『にゃあ』なんて言われて迫られたら、どんな堅物でも落ちるって!」


周りの友人たちも、面白がって一斉に煽り始めた。


「そうだよ! 猫の姿で膝の上に乗って喉鳴らすとかさ!」

「『私を飼って?』なーんて言われたら、理性の糸なんてプツンだよ、絶対!」


「そんな、恥ずかしいよ……っ」


顔を真っ赤にするだったが、脳裏には猫を愛でる時の相澤の優しい手つきが浮かぶ。



(……もし、本当にそれで彼が理性を忘れてくれたら)



少しだけ期待に胸を膨らませた彼女は、意を決して友人に手を差し出した。




「……お願い。その個性、私にかけて!」





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